2025年01月08日
更に最大の悲劇は、あの時の城下町の火
更に最大の悲劇は、あの時の城下町の火災を飯盛山から見ていた白虎隊が会津城の落城だと誤認し、士中二番隊の青少年全員が自刃した。
一人だけ蘇生し、今に語り継がれているのだが。
他にも妻子、母や娘、女はほとんどが自刃している。
たくさんの人々が自ら命を絶つという凄まじい惨劇となってしまった。
なんだかそれを聞いてから、何故こんなことをしているのか、わからなくなった。
どうして、お互いが国の事を思っているのに、こんなにたくさんの人々が命を落とさなければならない。
わからない。
わからない。
でも、皆胸を張って言える。
「俺は悪くない」
と。誰も悪くないのだ。
本当に、何故、こんな惨劇に…。
………わからない。
「土方くん」
「大鳥さん!」
大鳥はやつれた顔で新撰組の陣に顔を出した。https://plaza.rakuten.co.jp/mathewanderson/diary/202412250000/ https://blog.goo.ne.jp/debsy/e/b10d20fe881ecdbe15cdd9be0a418fb8 https://freelance1.hatenablog.com/entry/2024/12/25/173717?_gl=1*1r07ceg*_gcl_au*LTPe21veLZJBRJPdfAmRozqD1N1yu8xRDZ.
「すまない…私の責任だ。
私が、是が非でも母成峠に戦力を集めていれば…」
「過ぎたことだ。仕方ねぇよ。会津城さえ取り返せばまたこっちのもんだ」
土方は笑った。
「そのことなんだが…」
大鳥は言いにくそうに口を開いた。
「はぁ!?会津から手を引く!?あんた正気か大鳥さん!!」
土方は大鳥の胸ぐらに掴み掛かった。
「あぁ。正気だ。我々は仙台に向かってそこから榎本の戦艦に乗って、蝦夷地へ向かう……」
「すいません。水を差すようで悪いですが、それには賛成できません」
「君は……立花くんか」
大鳥は美海を見た。
「そうだ!!じゃあ会津はどうなる!?この状況でこいつらを見捨てんのかよ!!こんな状態の会津を、見捨てろっていうのか!?」
土方の怒りは収まらない。
「見捨てるのではない」
「それに、容保公が戦ってんのに、俺らは、あの人のおかげでここまで来たんだ!」
「あぁ。知っている…。容保公は残るらしい。君達に伝言だ。
お前達がここで死んだらどうなる。この国はこのままだ。こんな所で朽ちるな。次へ進め。
会津は俺の国だ。俺が最後まで残る。
だそうだ」
「松平さん……」
松平は慶喜と共に大阪城から逃げたと聞いていた。
腐っても侍だったってことか。
「私も、そう思う。我々がここで朽ちてしまえば誰が新政府軍に抵抗するのだ。蝦夷地へ、行こう」
「でも……!」
土方が叫ぼうとしたと同時にまた、陣の布が上がった。
「行ってくれ。土方さん」
「佐川さん!!」
そこにはボロボロになった佐川が立っていた。
「あんた、ボロボロじゃないですか!!」
この中の誰よりもボロボロだ。
それでも堂々と立っているところを見ると、タフだなと思う。
「こんぐらいどうってことないさ」
「でもっ…!」
「テメーの国ぐらい最後までテメーで見送らせてくれ」
佐川は笑った。
土方はそれ以上何も言えなかった。
「……土方さん…今回は、私は大鳥さんの意見に賛成です」
「……総司」
「蝦夷地へ、行きましょう」
きっと、沖田が人でなしとか、そういうのじゃなくて、この状態をしっかり全体から見ての意見だったのだろう。
沖田だって、会津を放っておきたくない。
「行ってくれ。土方さん」
佐川は相変わらず笑っている。
辺りは急に静まり返り、後は土方の決断を待つだけとなった。
「……土方さん。ならば俺が残ります」
「斉藤さん!?」
美海は目を見開いた。
「俺が残って、会津を最後まで見届ける」
「本気か?」
「あぁ」
斉藤は頷いた。
今まで、長い間会津といたからだろうか。
彼も彼なりの義理がある。
「近藤さんの墓は俺が守り通します。だから、あなたは思う存分暴れてきてください」
「斉藤くん…」
「あんたは喧嘩師なんだろう?」
斉藤は笑った。
「……あぁ」
土方も目を伏せて笑った。
私達はそれから斉藤さんと別れを告げ、直ぐに会津を去ると仙台へ向かった。
一人だけ蘇生し、今に語り継がれているのだが。
他にも妻子、母や娘、女はほとんどが自刃している。
たくさんの人々が自ら命を絶つという凄まじい惨劇となってしまった。
なんだかそれを聞いてから、何故こんなことをしているのか、わからなくなった。
どうして、お互いが国の事を思っているのに、こんなにたくさんの人々が命を落とさなければならない。
わからない。
わからない。
でも、皆胸を張って言える。
「俺は悪くない」
と。誰も悪くないのだ。
本当に、何故、こんな惨劇に…。
………わからない。
「土方くん」
「大鳥さん!」
大鳥はやつれた顔で新撰組の陣に顔を出した。https://plaza.rakuten.co.jp/mathewanderson/diary/202412250000/ https://blog.goo.ne.jp/debsy/e/b10d20fe881ecdbe15cdd9be0a418fb8 https://freelance1.hatenablog.com/entry/2024/12/25/173717?_gl=1*1r07ceg*_gcl_au*LTPe21veLZJBRJPdfAmRozqD1N1yu8xRDZ.
「すまない…私の責任だ。
私が、是が非でも母成峠に戦力を集めていれば…」
「過ぎたことだ。仕方ねぇよ。会津城さえ取り返せばまたこっちのもんだ」
土方は笑った。
「そのことなんだが…」
大鳥は言いにくそうに口を開いた。
「はぁ!?会津から手を引く!?あんた正気か大鳥さん!!」
土方は大鳥の胸ぐらに掴み掛かった。
「あぁ。正気だ。我々は仙台に向かってそこから榎本の戦艦に乗って、蝦夷地へ向かう……」
「すいません。水を差すようで悪いですが、それには賛成できません」
「君は……立花くんか」
大鳥は美海を見た。
「そうだ!!じゃあ会津はどうなる!?この状況でこいつらを見捨てんのかよ!!こんな状態の会津を、見捨てろっていうのか!?」
土方の怒りは収まらない。
「見捨てるのではない」
「それに、容保公が戦ってんのに、俺らは、あの人のおかげでここまで来たんだ!」
「あぁ。知っている…。容保公は残るらしい。君達に伝言だ。
お前達がここで死んだらどうなる。この国はこのままだ。こんな所で朽ちるな。次へ進め。
会津は俺の国だ。俺が最後まで残る。
だそうだ」
「松平さん……」
松平は慶喜と共に大阪城から逃げたと聞いていた。
腐っても侍だったってことか。
「私も、そう思う。我々がここで朽ちてしまえば誰が新政府軍に抵抗するのだ。蝦夷地へ、行こう」
「でも……!」
土方が叫ぼうとしたと同時にまた、陣の布が上がった。
「行ってくれ。土方さん」
「佐川さん!!」
そこにはボロボロになった佐川が立っていた。
「あんた、ボロボロじゃないですか!!」
この中の誰よりもボロボロだ。
それでも堂々と立っているところを見ると、タフだなと思う。
「こんぐらいどうってことないさ」
「でもっ…!」
「テメーの国ぐらい最後までテメーで見送らせてくれ」
佐川は笑った。
土方はそれ以上何も言えなかった。
「……土方さん…今回は、私は大鳥さんの意見に賛成です」
「……総司」
「蝦夷地へ、行きましょう」
きっと、沖田が人でなしとか、そういうのじゃなくて、この状態をしっかり全体から見ての意見だったのだろう。
沖田だって、会津を放っておきたくない。
「行ってくれ。土方さん」
佐川は相変わらず笑っている。
辺りは急に静まり返り、後は土方の決断を待つだけとなった。
「……土方さん。ならば俺が残ります」
「斉藤さん!?」
美海は目を見開いた。
「俺が残って、会津を最後まで見届ける」
「本気か?」
「あぁ」
斉藤は頷いた。
今まで、長い間会津といたからだろうか。
彼も彼なりの義理がある。
「近藤さんの墓は俺が守り通します。だから、あなたは思う存分暴れてきてください」
「斉藤くん…」
「あんたは喧嘩師なんだろう?」
斉藤は笑った。
「……あぁ」
土方も目を伏せて笑った。
私達はそれから斉藤さんと別れを告げ、直ぐに会津を去ると仙台へ向かった。
Posted by beckywong at 01:31│Comments(0)