2024年12月28日
「あぁ。私ならお前を一番に可愛がる
「あぁ。私ならお前を一番に可愛がる。今の新撰組は剣豪の沖田、永倉、斉藤。更には医療の立花、槍の原田。そこばかり使う。だが、私は平助を一番に思っている。どうだ?」
少し心が揺らいだ。
確かに…。
自分でも薄々は気付いていた。
俺はあまりに平凡だ。
実際はそんなことなく、藤堂は強かった。
だが、あんな中にいると一般感覚が麻痺してしまう。
「どうだ?」
伊東先生…。
伊東先生は、俺を必要としてる?
「私と行かないか?」
藤堂は伊東には幼少から世話になった。
試衛館に移ると言っても応援してくれたのは伊東だ。
俺は伊東先生の側にはいなきゃ駄目な気がする。
それに、最近の俺は今まで仲良くしていたはずなのに、美海にも冷たい態度を取ってしまう。
土方さんにも、後から今日は普通に接しようと毎日思うが、ぎこちない態度になる。
俺には時間が必要だと思う。https://share.evernote.com/note/d236fc1b-0922-ade1-b7d0-6dd10c77a1bc https://blog.udn.com/79ce0388/181569968 https://classic-blog.udn.com/79ce0388/181569978
新撰組と距離を置こう。
伊東先生に着いていこう。
それが俺の出した答えだった。
送別には皆来てくれた。
美海が寂しそうにしているのを見ると少し心が痛んだ。
土方さんや近藤さんを見ると罪悪感が芽生えた。
左ノやしんぱっつぁんを見ると胸が締め付けられた。
それでも俺は出たんだ。
だって別れただけだから。
後は時間がどうにかしてくれる。
斉藤もいたため、二人でなんとかやっていけていた。
だが、ここも。いや、ここは藤堂には住みづらかった。
伊東は藤堂を一番に思っていると言っていたが、移動してみると違った。
確かにいつも伊東の隣に置かれているのだが、あまり目を向けられていない。
国事について時折、同意を求められるだけだ。
つまんない。
藤堂は思った。何の面白味もない機械的な会話しか目の前には広がっていない。
新撰組は、冗談ばっかで楽しかったな。
やっぱり皆がいない生活っていうのは自分が想像していたよりキツかった。
離れてから気づく。
仲間の大切さ。
あの時の俺は何考えてたんだろ。
時間が経つとそう思えてきた。
人間、無い物ねだりだ。
そろそろ潮時かな。
そう思った頃、長州藩邸に泊まることになった。
伊東は長州の話を聞くと、珍しく感動したようだ。
ここから伊東は本格的に倒幕派に傾いた。
「近藤を暗殺する」
酒の席で伊東が言った。
「ゴフッ!」
藤堂は酒を吹き出した。
周りから視線が注がれる。
ガタンッ
「何言ってんですか!?」
藤堂は立ち上がった。
「わかったのだ。長州はこの国のために攘夷活動をしている。それなのに新撰組はどうだ。攘夷を先駆けとしているにも関わらず攘夷志士を殺す。この元凶は近藤だ。近藤を暗殺するしかない」
「そんな無茶苦茶な!」
「無茶苦茶じゃない」
伊東は極めて本気だった。
彼がこんなことを言い出した原因は長州にあったらしい。
「一!なんとか言ってよ!」
確かに、近藤、土方に不満はあったのだが、ここまでされるとなると黙ってはおけない。
「…………」
斉藤は難しい顔をして黙っていた。
「一!」
「伊東先生!暗殺なんて「平助。お前は私に着いてきたんだろう」
藤堂は黙って頷いた。
「じゃあお前は私の言うことだけを聞いておけばいいんだ」
なにそれ…。
「お前は私の駒なのだから」
それから伊東は藤堂の言葉に耳を貸さなかった。
なんだよ…。
俺が馬鹿だった。
近藤さんは…こんな風に思っていなかったのに…。
少し心が揺らいだ。
確かに…。
自分でも薄々は気付いていた。
俺はあまりに平凡だ。
実際はそんなことなく、藤堂は強かった。
だが、あんな中にいると一般感覚が麻痺してしまう。
「どうだ?」
伊東先生…。
伊東先生は、俺を必要としてる?
「私と行かないか?」
藤堂は伊東には幼少から世話になった。
試衛館に移ると言っても応援してくれたのは伊東だ。
俺は伊東先生の側にはいなきゃ駄目な気がする。
それに、最近の俺は今まで仲良くしていたはずなのに、美海にも冷たい態度を取ってしまう。
土方さんにも、後から今日は普通に接しようと毎日思うが、ぎこちない態度になる。
俺には時間が必要だと思う。https://share.evernote.com/note/d236fc1b-0922-ade1-b7d0-6dd10c77a1bc https://blog.udn.com/79ce0388/181569968 https://classic-blog.udn.com/79ce0388/181569978
新撰組と距離を置こう。
伊東先生に着いていこう。
それが俺の出した答えだった。
送別には皆来てくれた。
美海が寂しそうにしているのを見ると少し心が痛んだ。
土方さんや近藤さんを見ると罪悪感が芽生えた。
左ノやしんぱっつぁんを見ると胸が締め付けられた。
それでも俺は出たんだ。
だって別れただけだから。
後は時間がどうにかしてくれる。
斉藤もいたため、二人でなんとかやっていけていた。
だが、ここも。いや、ここは藤堂には住みづらかった。
伊東は藤堂を一番に思っていると言っていたが、移動してみると違った。
確かにいつも伊東の隣に置かれているのだが、あまり目を向けられていない。
国事について時折、同意を求められるだけだ。
つまんない。
藤堂は思った。何の面白味もない機械的な会話しか目の前には広がっていない。
新撰組は、冗談ばっかで楽しかったな。
やっぱり皆がいない生活っていうのは自分が想像していたよりキツかった。
離れてから気づく。
仲間の大切さ。
あの時の俺は何考えてたんだろ。
時間が経つとそう思えてきた。
人間、無い物ねだりだ。
そろそろ潮時かな。
そう思った頃、長州藩邸に泊まることになった。
伊東は長州の話を聞くと、珍しく感動したようだ。
ここから伊東は本格的に倒幕派に傾いた。
「近藤を暗殺する」
酒の席で伊東が言った。
「ゴフッ!」
藤堂は酒を吹き出した。
周りから視線が注がれる。
ガタンッ
「何言ってんですか!?」
藤堂は立ち上がった。
「わかったのだ。長州はこの国のために攘夷活動をしている。それなのに新撰組はどうだ。攘夷を先駆けとしているにも関わらず攘夷志士を殺す。この元凶は近藤だ。近藤を暗殺するしかない」
「そんな無茶苦茶な!」
「無茶苦茶じゃない」
伊東は極めて本気だった。
彼がこんなことを言い出した原因は長州にあったらしい。
「一!なんとか言ってよ!」
確かに、近藤、土方に不満はあったのだが、ここまでされるとなると黙ってはおけない。
「…………」
斉藤は難しい顔をして黙っていた。
「一!」
「伊東先生!暗殺なんて「平助。お前は私に着いてきたんだろう」
藤堂は黙って頷いた。
「じゃあお前は私の言うことだけを聞いておけばいいんだ」
なにそれ…。
「お前は私の駒なのだから」
それから伊東は藤堂の言葉に耳を貸さなかった。
なんだよ…。
俺が馬鹿だった。
近藤さんは…こんな風に思っていなかったのに…。
Posted by beckywong at 01:00│Comments(0)