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2019年10月29日

 四球目。外角低めへ最高のストレートが唸る。滝音が踏み込む。バットはそのストレートをとらえた。ライト

" 四球目。外角低めへ最高のストレートが唸る。滝音が踏み込む。バットはそのストレートをとらえた。ライト線ギリギリへのファール。滝音はまた、うんうんと頷く。
 滝音にとっては、この四球目が試練だった。正直、と直、とてもじゃないが川原の外角低めへのストレートはヒットにできない。バットに当てられるかどうかにかかっていた。これをファールにしたことで、滝音のセンター前ヒットの確率は100%となったのだ。

 五球目を投じる前、キャッチャーからのサインに川原はわざと迷うように頷いた。滝音はその姿を見て、さすがだなと感心した。五球目を滋賀学院は確実に決めているはずなのだ。それを見せないように、川原はわざと迷ったふりをしたのだ。そこは感心に値する。
 でも、申し訳ないが、心理戦で俺には勝てない。
 そう。君が次に投げる球は内角低めへのスライダー。そう決まっている。"  


Posted by beckywong at 17:31Comments(0)