2024年11月27日
「いいじゃない」「あぁ。そういや歳。なんでも明日佐藤道場に天然
「あぁ。そういや歳。なんでも明日佐藤道場に天然理心流の若先生が出稽古に来るらしい」
「ほぅ」
「相手してもらったらどうだ」
佐藤道場とは土方の姉の嫁ぎ先の佐藤彦五郎が作った小さな出稽古用の道場だ。
土方は佐藤とも仲がよく、後に佐藤自身も新撰組の良き支援者になる。
「んー―。考えとくー。あ。今回もまぁまぁの売れ行きだぜ!」
「そうか」
土方の中々の頑張りに為三郎は嬉しいようだ。
「天然理心流かぁ…」
土方は自分の寝床に着くとポツリと呟いた。
まだ試合してもらったことねぇなぁ。
「いっちょ見に行くかぁ!」
土方はそう言うと眠りに着いた。https://classic-blog.udn.com/29339bfd/181360096 https://ypxo2dzizobm.blog.fc2.com/blog-entry-116.html
https://johnsmith786.mystrikingly.com/blog/add-a-blog-post-title-4ab28781-8394-47ec-b76f-a823916cd9f4
次の日。
天気は快晴。
空気も良く、正に試合日和であった。
「兄さん!ちょっと行ってくるわ」
いつも通り、高くで髪を結った土方は、腰に木刀と竹刀を差し、家を出た。
若先生かぁ…!
どんな感じだろう…。
やっぱゴリラみたいな感じかな…。
いやいや。案外ちゃらんぽらんだったり。
ヒゲ生えてんのかなぁ?
土方は脳内でいろんな『若先生』像を作り上げては、一人笑った。
そんなこんなしている内に、気付けば日野の佐藤道場に着いていた。
「彦五郎さーん」
「おーう。って歳かぁ!久しぶりだなぁ!」
佐藤は嬉しそうに笑った。
「道場に天然理心流の若先生が来てるとか…」
「おう!歳は相変わらず情報が早えなぁ!もう来てるよ」
「まじでかぁ!?」
土方は目を輝かして道場へ急いだ。
道場は佐藤の営んでいる宿の一角にポツンとある。
「やぁぁぁあ!」
中からは勇ましい声が聞こえていた。
土方は好奇心で胸を高鳴らせながら道場を覗いた。ん…?
あ…れ…?
どれ?
「ぜぇ…歳…早すぎだ…」
後ろから追ってきた佐藤が息を切らしながら喋る。
「彦五郎さん。若先生ってのは?」
「あぁ。あそこだ」
彦五郎が指す方を見て土方は目を点にする。
「……え?」
俺より年下じゃねぇの?
土方の視線の先に映る『若先生』はかなり若かったのだが、独自の気迫を感じられた。
土方は吸い寄せられる用に近づいていった。
竹刀を持って立っている。休憩だろうか。
土方は若先生の前に立つとその鋭い切れ長の目でガン見した。
「?」
不思議そうな顔をしながらもニコニコと見ている。
土方は下から上まで舐めるように見た。
これが若先生…?ガキじゃねぇか。
ジロジロと土方は見る。
ゴンッ
「ってぇ!」
土方は頭を抑えている。
「馬鹿野郎!若先生に失礼なことしてんじゃねぇ!」
佐藤が土方の頭にゲンコツを落としたのだ。
「この人が彦五郎さんの言っていた『歳』さんですか?」
「あぁ。憎たらしい奴ですが、仲良くしてやってください」
佐藤は苦笑いする。
「けっ!」
土方はそれにも悪態をつく。
だがそんな土方に嫌そうな顔もせず、むしろ嬉しそうな顔で若先生は手を差し出してきた。
「初めまして!島崎 勝太だ!これからよろしくな!」
島崎はニカッと笑う。笑った口が大きく、人懐っこそうだ。
その手を土方は取らずにパシンと叩いた。愛想のないやつだ。
「いい気だなぁ」
島崎は呟いた。
さてさて。この島崎という男。笑うとかなり優しそうなのだが、目も鋭く、口も大きく、中々恐持てだ。
土方とはまた違うが。かなりのイケメンと言うわけでもなく、良くも悪くもない。見方による。何処と無くゴリラに似てないこともない。
「ほぅ」
「相手してもらったらどうだ」
佐藤道場とは土方の姉の嫁ぎ先の佐藤彦五郎が作った小さな出稽古用の道場だ。
土方は佐藤とも仲がよく、後に佐藤自身も新撰組の良き支援者になる。
「んー―。考えとくー。あ。今回もまぁまぁの売れ行きだぜ!」
「そうか」
土方の中々の頑張りに為三郎は嬉しいようだ。
「天然理心流かぁ…」
土方は自分の寝床に着くとポツリと呟いた。
まだ試合してもらったことねぇなぁ。
「いっちょ見に行くかぁ!」
土方はそう言うと眠りに着いた。https://classic-blog.udn.com/29339bfd/181360096 https://ypxo2dzizobm.blog.fc2.com/blog-entry-116.html
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次の日。
天気は快晴。
空気も良く、正に試合日和であった。
「兄さん!ちょっと行ってくるわ」
いつも通り、高くで髪を結った土方は、腰に木刀と竹刀を差し、家を出た。
若先生かぁ…!
どんな感じだろう…。
やっぱゴリラみたいな感じかな…。
いやいや。案外ちゃらんぽらんだったり。
ヒゲ生えてんのかなぁ?
土方は脳内でいろんな『若先生』像を作り上げては、一人笑った。
そんなこんなしている内に、気付けば日野の佐藤道場に着いていた。
「彦五郎さーん」
「おーう。って歳かぁ!久しぶりだなぁ!」
佐藤は嬉しそうに笑った。
「道場に天然理心流の若先生が来てるとか…」
「おう!歳は相変わらず情報が早えなぁ!もう来てるよ」
「まじでかぁ!?」
土方は目を輝かして道場へ急いだ。
道場は佐藤の営んでいる宿の一角にポツンとある。
「やぁぁぁあ!」
中からは勇ましい声が聞こえていた。
土方は好奇心で胸を高鳴らせながら道場を覗いた。ん…?
あ…れ…?
どれ?
「ぜぇ…歳…早すぎだ…」
後ろから追ってきた佐藤が息を切らしながら喋る。
「彦五郎さん。若先生ってのは?」
「あぁ。あそこだ」
彦五郎が指す方を見て土方は目を点にする。
「……え?」
俺より年下じゃねぇの?
土方の視線の先に映る『若先生』はかなり若かったのだが、独自の気迫を感じられた。
土方は吸い寄せられる用に近づいていった。
竹刀を持って立っている。休憩だろうか。
土方は若先生の前に立つとその鋭い切れ長の目でガン見した。
「?」
不思議そうな顔をしながらもニコニコと見ている。
土方は下から上まで舐めるように見た。
これが若先生…?ガキじゃねぇか。
ジロジロと土方は見る。
ゴンッ
「ってぇ!」
土方は頭を抑えている。
「馬鹿野郎!若先生に失礼なことしてんじゃねぇ!」
佐藤が土方の頭にゲンコツを落としたのだ。
「この人が彦五郎さんの言っていた『歳』さんですか?」
「あぁ。憎たらしい奴ですが、仲良くしてやってください」
佐藤は苦笑いする。
「けっ!」
土方はそれにも悪態をつく。
だがそんな土方に嫌そうな顔もせず、むしろ嬉しそうな顔で若先生は手を差し出してきた。
「初めまして!島崎 勝太だ!これからよろしくな!」
島崎はニカッと笑う。笑った口が大きく、人懐っこそうだ。
その手を土方は取らずにパシンと叩いた。愛想のないやつだ。
「いい気だなぁ」
島崎は呟いた。
さてさて。この島崎という男。笑うとかなり優しそうなのだが、目も鋭く、口も大きく、中々恐持てだ。
土方とはまた違うが。かなりのイケメンと言うわけでもなく、良くも悪くもない。見方による。何処と無くゴリラに似てないこともない。
Posted by beckywong at 17:24│Comments(0)