2018年07月14日

  いくらなんでも、このまま無駄な

  いくらなんでも、このまま無駄な時間を過ごすわけにはいかない。誰もサキカを呼びに来ないのは、サキカが疲れ切った身を休めていることを知っているからであろう。 サキカは"ボックス"から"から襲撃時に来ていたボディスーツを取り出し、しわだらけになったそれに清めの魔法をかけて、さらに火属性魔法と水属性魔法の混合魔法でそのしわを伸ばす。 今からこれを着るわけではないが、そのままにはしておけなかったのだ。同時に取り出した総帝であることを示す銀のマントはベッドの上に放り投げておく。このマントは浄化魔法がかけられている。数時間に一度発動するそれのおかげできれいであるし、またしわになりにくい素材でできているためにしわもない。 ボディスーツを畳んで、"ボックス"の中に仕舞いながら、今度はギルド"月の光"の隊員服を取り出した。零番隊隊長であることを示す袖章のついたそれに腕を通し、下半身も着替える。膝上丈の編み上げブーツをはいて、最後に銀のマントを羽織れば、『総帝』の完成である。 長いマントを翻し、サキカは部屋の外へと出た。一番最初に向かうはギルドマスター室。……ステラが退き、新たなるマスターがいるはずのその部屋へ。.



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